加瀬亮さん(ありふれた奇跡) : インタビュー : Y&Yテレビ : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
連続ドラマは初出演にして、初主演になる。今まで出演をあえて避けてきたのかと尋ねてみると、「はい」とキッパリ答えた。
避けてきた理由は二つ。「映画の合間を縫ってまでやる気になれなかった」。そして、「最終回までの台本が完成していない段階で撮影が始まるため」だ。
じっくりと台本を覚え、役を消化してから撮影に臨む自分のスタイルに合わないと思っていた。
それでも今回出演を決めたのは、山田太一が脚本を手がけるからだ。「山田さんのエッセーが好きで、実際に台本を読んでみたかった」。台本に目を通すと、「ハッとさせられる言葉がいっぱい。人は理屈じゃないし、不合理」。山田の人間観察力に驚嘆した。
演じる田崎翔太は、人には言えない心の傷があり、多面性を持つ複雑な若者。「読み方を間違えれば、全く違う作品になってしまう」と、怖さを感じている。
だが、「夢中にやって、自分でも予想していない面が出せればいい」と語り、無難にまとめようとは思っていない。「大切にしていきたい役」だから。
文・森田睦
写真・小浜誓
Q 今年は、プライベートでどんな所に行きましたか。
A PJハーヴェイ(英国のロック歌手)のライブを見に、ニュージーランドへ行きました。また、サンフランシスコから車で1時間くらいのキャンプ場に友人と行きました。映画の仕事で忙しかったので、良い休息になりました。
Q 来年は何をしたいですか。
A 時間があればですが、アメリカを旅したいと思っています。人種や文化など多種多様のものが混ざり合っているから面白いです。そういうアメリカの価値観を吸収したい。
Q 好きな小説は?
A ウォーレス・ステグナーの「アングル・オブ・リポーズ」(ピュリツァー賞受賞作)、スタインベックの短編「朝めし」です。
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