2013年6月5日

加瀬亮インタビュー

非常認真的一篇訪問
立志成為単館系の映画で俳優...,不愧是文青掛的少爺啊 XDDD
少爺加油!

加瀬亮インタビュー 日本映画界に警鐘を鳴らす…「小さな声を潰そうとするのは危険」 | シネマカフェ cinemacafe.net: "「多くの人が賛同すると、そのことで徐々に大きな力を持って、さらに多くの人がそれに寄り添うようになるという風潮はいまの世の中にもあると思う。そのこと自体が間違っているわけではないけど、それがやがて、そこから外れた小さな声を潰そうとするようになるのは危険なことだなと感じます。それは(痴漢冤罪をテーマにした)『それでもボクはやってない』に主演したときもいろいろ調べて感じたんですが、一つの事柄でも光の当て方によっていろんな見方ができるし、そうした多様性があることが健全だとも思う。

でもそうした相対性が徐々に失われてきてるんじゃないかと感じるところはあります。例えば、ある番組でラーメンを特集して、それが高視聴率を記録すると、みんなが同じような番組を作り始める。ひと昔前なら『あっちはラーメンやってるけど、ウチは同じことはやらない』といういい意味でのプライドがあったと思うんです。いまは一つのものが『いいね!』と評判を集めると、みんながそれに群がる。それは一方で、声の小さな誰かを追いつめることになるかもしれないとも思います」。

様々なジャンル、テーマの作品を世に送り出した木下監督が常に持ち続けた小さなものへの視点。世の中の主流でもなく、決して大多数に支持はされないかもしれないが確実に存在する視点。加瀬さんがそれを大切に思うのは、何より“俳優・加瀬亮”の原点がそこにあるから。大学時代、舞台で俳優活動を始めた加瀬さんに衝撃を与え、同時に「映画の世界の住人になること」を決意させたのが、いまは亡きエドワード・ヤン監督の『嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』だった。

「上手く言えないんですが、『ここが居場所かな?』と思ったんですよね、勝手に(笑)。それまで、本を読んでもどんな作品を観ても、埋まらなかったものが埋まったような感覚というか。『救われた』というのは大げさかもしれないけど、ホッとして励まされたような感覚はいまでも覚えています。あの作品の出演者たち(※当時10代半ばのチャン・チェンなど)は、実はこれまで演技をしたことがないような人たちばかりで、偉そうな言い方ですが、『演じる』ということが決して特別じゃないんだ、と近くに感じられたんです」。

同作もいまなお高い評価を集めてはいるが、決してハリウッドのメジャー作品のように誰もがタイトルを知る作品でもなければ、公開時も大々的にあちこちの劇場で上映されたわけでもない。そして以降、俳優としての道を歩み始めた加瀬さんは、もちろん大作への出演も数多くこなしているが、一方で好んで小さな規模の作品への出演を続けてきた。冒頭に触れた「怒り」とは自らが歩みを進めて来たはずの道が、地面ごと崩れ落ちそうになっている現状への危機感から発せられた感情に他ならない。

「ここ数年、自分のキャリアの中心としてやってきたはずの単館系の映画が、映画館ごと消えていってしまってますからね。産業として必要とされず、成立しなくなっている現状がある。正直、かつての自分のような若者がいま『単館系の映画で俳優をやっていきたい』と考えても、『食べられないよ』って言わざるをえないですからね。僕自身、俳優として映画に育ててもらったという気持ちは持っています。だからこそ――怒ってますね、映画界に対して。僕は、お客さんはもっと頭がいいと思ってます。あっちがラーメンで当たったから、こっちもラーメン…という安易な考えで薄っぺらい作品を出すのは申し訳ないし、観客もそれを観て失望して映画館から遠ざかっていくんだと思う。だからこそ、自分を含めて作り手側がもっと頑張らなくちゃいけないと思っています」。"

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